猫舌の蝸牛

 曙橋勝手屋という居酒屋  フリーマーケット 読点と句点が売られている  霧の橋 俺は俺であるはずだ  心経毒語註春に病む  溺れ谷春に病む  このごろは一人ですね? 春の雨  よもぎ餅蓬湯手を合わせる  ナタネ梅雨 地獄の再構築を答申する  悲しさも厭わぬ猫舌の蝸牛 (かたつむり)  言い訳にすぎぬ 夜の蜘蛛  涼しさや馴染みの女と雨上がり  色にじませて朝の橋  盆の入り男の折りたる鶴一羽  恋も色々 秋刀魚だね  折鶴の翼震わす夜長かな


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