いわれもしらぬ
心太俳諧通信 掲示板に掲示した独吟です 1 Jan 1999毎年恒例の年末年始の独吟半歌仙 今回はリアルタイムで 年の夜のいわれもしらぬ花火かな 波間に見ゆる天狼の星 初春やゆうちゃんたかちゃん喧嘩独楽 年始手拭い爺の目やに 松風に法華題目籠る月 トチの実転がる 誰も止めやせぬ ちょっとした火遊びですね蔦紅葉 第二章です蜘蛛女のキス そぞろ行くゴッホの耳鳴り聖橋 秋葉の外れレザーディスク ジャンク屋の基板も溶ける夏の午後 風鈴揺れて電影少女 茄子の牛胡瓜のお馬母おじゃれ 寺の境内みみづくの家 8ビートで踊りましょうよお月樣 もらいものです たらの芽よもぎ ワヤンにもマディにも見せたき花吹雪 遠州焼津の春の凪かな
毎年恒例といっても3年目。 過去2作はいずれも先達の句を発句にいただいた。 今回はあきこさんの焼津の除夜の花火のメッセージから、 「年の夜のいわれもしらぬ花火かな」を得た。2時間40分すこしもたついた。 いくつか、旧作を遣句として投げた 第二章です蜘蛛女のキス て、去年も使っている。よっぽどこの句好きなんだろうな。 何はともあれ詠み上がった。 あきこさんどうもありがとう。 「焼津は実は遠州ではなく駿河に属しているのですが、揚句の 遠州焼津の春の凪かな では、土地勘のある者にとっては、この句が焼津という一地 点ではなく、遠州灘から駿河湾にかけての広い海岸線をうた っているようなイメージが浮かびます。思いがけず効果的で すね。 冬の駿河湾は青黒さがきわだっていて、波も荒く、海岸に降 りるとなんだかドキドキします。遠目に見ると波がキラキラ 輝いていて静かに見えても、近寄ると結構荒々しかったりし て。」 いやー、大失態です。ちょっと変な感じがしたんですよ。 御前崎で遠州灘と駿河湾に分かれるんですよね。 駿州焼津というのも語呂が悪いし。 あきこさんの好意的な解釈に甘えて、そのままにしておきましょうか。 与謝野晶子の鎌倉の大仏みたいな話になるかな。
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