幾山河

昨日(12/7)沼津の若山牧水館にいって参りました。 それから、てくてく1時間半歩いて、松陰寺(白隠禅師の寺)に。 で帰りの電車の中で、牧水の 幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅行く の上の句を発句に独吟。表6句作りました。 幾山河 裏



幾山河越えさりゆかば寂しさの (牧水) 海のかけらを冬陽にかざし おうそうかそうかそうかの浮世とて 質に入れてもユルカを食らう 潔く大小置けば月香り 風の白さに戯れ詠う
発句 発句に季語なきものもあってもよいと芭蕉は肯定しているが、実作はない。 今回は牧水の上の句、眼前当季としている。 テーマは旅、そして沼津ゆかりの文人。 脇 海のかけら、千本松原にあった井上靖の文学碑に 千の海より千のかけらとある。冬陽で季を受けた。 第3句 こんな白隠の逸話がある。近所の娘が妊娠したが、父親の名前を明かすことが できない。親から何度も問いただされて、白隠様とうそをついた。 当然村は騒然。親は難詰する。白隠は否定もせず、おーそうかと受け流した。 4句 松陰寺の門前にラーメン屋兼飲み屋がある。 おばーちゃん一人がやっている。小さな黒板にユルカの煮付けと書いてある。 珍しいねとユルカ(いるか)を頼む。 いるかはね 昔は女の人は、腰巻きを質に入れてもっていったもんだよ。 血を増やすっていってね。 その時は面白い話と思っていただけだが、帰りの電車で唖然とした。 当の娘の心として付くじゃないか。 5句 4句で腰巻きという言葉を隠した。それを腰の物として付けた。 同時に娘の相手が名乗り出た。というストーリー。 月香る。月の定座であるからだが、同じく千本松原に香月の詩碑がある。 今宵出船かおなごりおしや、暗い波間に 有名な詩。 6句 は折端 会釈。風白しで秋。 月香りに風白しの向かい付け
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