| 心太 | 許さぬと墨鮮やかに大書して |
| 晶 | 鰯雲 墨田区役所改装中 |
| 夜 | 雪村の波しぶきに濡れて佇む |
| どれみ | 音符を書くのがうまい先生 白墨がきしる |
| ニポポ | BGMはダニーボーイ 筆がたっぷり墨を吸う |
| 久光良一 | 墨すれば苦手な習字匂いはじめる |
| ユズヒコ | 一瞬の迷い 半紙に滲む |
| のぶえ | 墨色の濃く薄く湧く雲おどろ |
| ほたる | 墨を擦る 高鳴り海に溜めながら |
| 心太 | 椰子の木で歌う少女よ墨絵に溶けて |
| 晶 | ハーモニカ薄墨色の運動場 |
| 夜 | 父の墨磨ってみたし 秋の水 |
| 皐 | 一発終幕 墨の海 |
| どれみ | 羊羹流しに墨をおとしてそっと半紙を ♪♪ |
| みち | 水流実験 墨の速度を求めよ |
| みち | とろりと墨吐く 蛤にもなれず |
| 昭雄 | 一筆で書ける一生だけでよい |
| ニポポ | 楽しみの最初の一歩墨をする |
| オジャラ | 墨をバケツでぶちまけて、赤と青と黄を着せている |
| オジャラ | 煮えたぎる鍋に墨 魔女になる |
| 兎角 | 八月の朱墨サウザンアイランド |
| 久光良一 | 目玉の墨まだ濡れて大願成就のだるま |
| 兎角 | 風誘うランタン 水墨の竹林 |
| しく | 背信を知る心の海に静かな薄墨流る |
| しく | 彼岸入り墨衣の肩にとんぼがあそぶ |
| 凛 | 目閉じれば墨絵の菊は色づきぬ |
| 素人 | 墨染めの衣の綻び山頭火 |
| 素人 | 西行の墨の法衣に花の散る |
| みやび | (婆裡のレストランにて) ふっ夫だなんてタトゥー 眼が遇ってふふっ |
| みやび | 炎から出でて何処へゆくの? |
| TARA | 歌右衛門イカ墨スパのキャビア添え |
| TARA | 墨をする 南〜無〜の扉 |
| 殷蘭 | 薄墨の礼状いったい誰なのか |
| 殷蘭 | 墨汁の雨で魅せる殺陣黒澤 |
| 暁兵 | 顎を引く 背筋を伸ばす 墨を磨る |
| 暁兵 | 白墨の鳴らす黒板夏の雲 |
| 響 | 棟梁の墨つけ 明日は建前 |
| 響 | 坊様の墨磨る音 仏になった父 |
| 海月 | 墨を磨るいつまでも磨る溢れ拡がる海になる |
| 海月 | 海峡を墨色一対どこへ往くのでしょう |
| ゆ | 秋風に西日色の墨田の花火 |
| ゆ | 夕暮れの心を映す墨流し |
| ゆ | 死に顔に消え残った眉墨の跡 |
| のぶえ | 二三滴磨りて足る墨十三夜 |
| 素 | 一筆が無限に広がる可能性 |
| 素 | 墨でしか伝わらぬ思い握り締め |
| MOMO | 墨染めに何を隠すか 経を読む君 |
| ほたる | 薄墨のにじみゆく 思慕を秘めて |