| ゆ | 口紅も入って女生徒の筆入れ |
| あらえびす | 入学式胸にキラリと万年筆 |
| ユズヒコ | 群青の筆先から海が現れる |
| 素人 | 秋麗筆記試験の真っ最中 |
| ほたる | 筆不精でと 逃げている |
| 久光良一 | たっぷり筆にふくませた闇で書きおろす |
| オジャラ | 筆箱のチビたエンピツ 背中合わせ |
| 夜 | 細筆に明けていく 草紅葉 |
| 心太 | 広州にて:少年と筆談すとりとめなきことを |
| MOMO | その娘(こ)十八 紅筆で色づく |
| のぶえ | 滝一気に描く筆勢朝日射す |
| のぶえ | 扁額の筆の変幻自在かな |
| 岩原良博 | 80歳 義母の筆の 重さと強さ |
| 岩原良博 | 58歳 パソコンで 筆要らず |
| ゆ | メモ紙の筆跡なぞる剥げたマニキュア |
| 響 | 選んでも悪筆 |
| 響 | 名画を生んでネスカフェに立てられて |
| あらえびす | 御祝儀は筆ペン愛用水引草 |
| TARA | 「どじょうさん どじょうさん 下ろして払ってどじょうさん」 |
| TARA | 戦略ね 鶴太郎チックな筆 |
| 床眠 | 書けども書けども水の筆 |
| みやび | こころに筆もたせ くうに〆とはなつ |
| みやび | つくろってつくろってつくろうための 緋の紅をひく |
| 暁兵 | やっぱりなかだってねえ 若旦那の筆下ろし |
| 暁兵 | 筆を置く おーい酒一本つけてくれ |
| しく | 跳ねの躍動放出のはらい留めの静寂 |
| 夕 | 今日から中学 万年筆の飾り文字 |
| 夕 | 永字八法永遠永久 |
| 素人 | 筆舌に尽くせぬ描写思案中 |
| ほたる | ふるえる面相筆の先 入魂 |
| 久光良一 | 人生単純に一筆描きで生きている |
| 凛 | 新しき筆先を噛む夜長かな |
| みち | くすぐって最終兵器は飛び散らす |
| みち | 汝の髪を筆にしたるもいつか失くした |
| オジャラ | こんなに筆があったって、見つからない |
| 夜 | 紅筆がなぞる笑み 弓張月 |
| ニポポ | 今日の筆は割り箸ペン |
| ニポポ | 押入れに家計簿 母の筆跡と語る |
| 兎角 | 筆に糸を巻く窓の天高し |
| 兎角 | 筆先に一本休む薄かな |
| 晶 | 秋霖 鉛筆ころがして生きてきた |
| 晶 | 進行に逆向く筆先 大と書く |
| 心太 | 清張が声色 口述筆記 |