その7 「一 俳諧の姿は、俗談平話ながら、俗にして俗にあらず。 平話にして平話にあらず。その境を知るべし。此境は初心に及ばずとぞ。」 一、俳諧のかたちは、気楽なものでございます 床や風呂やの仲間内のひま話、 あたりまえの暮らしのどこにでもあるような出来事 そんなものが、出て参ります だがそれだけではない、そこが勘所でございます ひま話のようでも、自堕落でも、わるふざけでもない どこにでもあるような話なんだが、どこかしら目の付け所がある この区別、紙一重のところでありながら、大事の要所でございます 今からこの道に入ろうって方ばっかりじゃございません いくら長くお励めの方でも、これは大事 なかなか気楽とはまいらぬところでございますな